遺産分割協議書とは?

故人の遺産は、遺言状がない場合は相続人全員で話し合い、誰がどのように遺産を相続するか決める必要があります。これを「遺産分割協議」といい、遺産分割協議で決められたことを書面にしたものを「遺産分割協議書」といいます。

遺産分割協議書は、聞きなれない言葉かも知れませんが、故人名義の家や土地などの不動産や銀行の預金などを相続する際に、必ず必要になります。

言い換えるなら、遺産分割協議書がなければ不動産や預金を相続することはできません。

例えば、一家の大黒柱だった世帯主が亡くなったとしましょう。葬儀費用などでまとまったお金が必要になり、故人の預金口座からお金を引き出そうとします。ところが、故人の預金口座は死亡したことにより凍結されてしまい、例え配偶者や子どもであっても引き出すことはできません。預金口座の凍結を解除するためには、様々な必要書類と併せて、相続人全員が参加して作成した遺産分割協議書が必要になります。

よく、跡取りといわれている長男などが遺産をすべて相続するのだから、遺産分割協議(書)は不要と考えている方がいますが、これは大きな間違いです。

遺産分割協議書は、相続人全員で行うことが絶対条件で、相続人が1人でも欠けた遺産分割協議書は無効となります。

相続人が多かったり、相続人が遠方に住んでいてなかなか一同が揃って協議する機会がない、などの理由で何人かの相続人を除いた遺産分割協議書ももちろん無効です。

葬儀などで相続人が全員集まる機会に、遺産分割協議が必要になる旨を話しておき、できるだけ早く遺産分割協議を行うべきでしょう。

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