戸籍には住所は書いていない

戸籍にはさまざまなことが記載されています。

本籍地もその一つ。これは現在住んでいる、いわゆる現住所とは別の住所です。本籍地とは戸籍に関する事務業務を行う市区町村がある場所のことです。現住所である必要はまったくありません。実在している住所であればどこへでも登録することができます。

極端に言えば、富士山や皇居などに本籍を置くということも可能です。中には思い出の場所を本籍地にしている人もいるようですね。

しかし、戸籍を取得したり新たに申請したりする場合、本籍地の市区町村で手続きを行う必要があります。そのため、あまり現住所とかけ離れた場所にしてしまうと、後々面倒なことになる可能性もあります。

多く場合、親の戸籍から除籍となり初めて新しい戸籍を持つことになるきっかけは、結婚です。その際初めて本籍地を申請することになりますが、特に新婚の場合には、出産や不動産の取得など、公的書類が必要になる機会が多いため、役所の方でも新居の住所をそのまま書くように勧めるところも多いようです。

住所が記載されているのは住民票

本籍ではなく、住所が記載されているのは住民票です。住民票には常に現住所を記載する必要があります。引越しをすると、その事実を役所に届けなければならないのはそのためです。

その際の住所変更の書類を元に、さまざまな住所に関する変更が行われます。たとえば成人している人がいる世帯が引越しをすると、投票案内の住所も変更になります。また市町村によっては、国民年金の住所も自動的に行ってくれるようです。

さらに同じ市内であれば、印鑑登録の住所も自動的に新住所へ変更となります。ただし別の市に転居した場合には、別に届出が必要です。他にも自動的に更新される内容がいくつかある市町村もあるようですね。

戸籍では、現住所の変更で影響されることは特にありません。戸籍とはあくまで家族関係の変化を記していくものであり、引越しなどの事実は記載されていきません。

子供が結婚して引越しをした場合には、子供が結婚により除籍となった事実が記載されるだけで、どこへ引っ越したかまでは記載されることはないのです。

このページの先頭へ